七條甘春堂について




当家は慶応元年、京の七口「伏見口」のこの地で初代清七が土産菓子を商いとしたのが始まりでございます。
京東山の湧水、清水「音羽の水」に恵まれ、伝統の技は代々受け継いで参りました。私共の京菓子つくりの礎となっております。
美味しい和菓子作りとは、良い水、良質の素材、伝統に培われた技と確信しております。
京は社寺仏閣が多く、茶道も盛んな土地柄でございます。茶の湯のお菓子は四季折々の風景を大切に 色々な趣向に沿って伝統的なものから、また新しいお菓子まで考案させていただいております。

私共の菓子づくりは、茶の湯の心「お客をもてなす亭主」を大切に、ひとつひとつ丁寧に「一期一会」の心を持って大切に作らせていただいております。
伝統とは『革新の連続』 新しい素材、新しい感覚、それらを京菓子とどのように融合させ 新しい京菓子を創り出すか、それが私共の責務と考えます。
代々受け継がれた技と私共の美意識をプラスし『京菓子の文化』を次世代に伝えるべく 邁進してまいります。

七條甘春堂